みんながやってみたいと思ってたんじゃないかな? 
  簡易水冷を改造して良い事はあるのか???
  簡易水冷を改造してどこまで冷やせるか?

               

 

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2011年。今年もクソ暑い夏になりそうだ。
だからPCだってツライ環境になりそうだって、悩んでいるやつらも多いいんじゃないかな。

CPUの高性能化がすすんじゃって、冷却だって重要なチューニングメニューになってる昨今。ハイスペックな水冷か、シンプルな空冷か?安易な簡易水冷か??

ここでは、僕が思う簡易水冷の良いところと、クソなところを僕の経験の中でみんなに教えるよ。

まず、本格的水冷は冷却効果も抜群で、文句なしなのは当たり前。だけどクソ高価で、ある程度の知識が必要だから、無知な奴らには向いていないから、ここでは論外とするよ。

空冷の良いところは、システムがやけに簡単で安い。壊れる心配も少ないからトラブル無し。現行のPCのほとんどが空冷なのはみんなも知ってのとおりだよ。

簡易水冷は空冷システムに比べて高価。
冷却効果だってCPU冷やしてるだけなら空冷と大差ない。
静音効果だってラジエターにファンついてるから大差ない

じゃぁ、簡易水冷をノーマルで使ってる場合、メリット無いじゃん!そのとおりだよ。

なら、簡易水冷を改造してバリバリ全てのパーツ冷やせば?って思ってる奴いたら大バカ野郎だぜ。
ほとんどの簡易水冷のポンプとラジエターはCPUのみの冷却しか考慮されてないから、このシステムに繋ぎ込める熱源なんて大した事ないのが実情だよ。
 
なら簡易水冷にVGAやチップセットを冷やしきる能力が有るのか?普通無理。
でもPC全てのパーツを100%の能力しぼって使う事なんて、まず無いから自分の使用環境において、簡易水冷の余剰スペックが発生するんだ。
そんな余った能力で他のパーツを冷却してやろう!ってのが、簡易水冷の改造。
だから、簡易水冷って言ったって、めいっぱい安いデバイスみっけてやんなきゃ意味ないからね。
それからゲーム大好きなやからには、残念だけど無理だね。

そんなクソ不安定なシステムになっちゃったとしても、そこにあるメリットは大きいと僕は思うよ。
 
簡易水冷のホース交換して冷却水が流れてるのが見えたら、空冷より見た目にかっこいいよ。PCの性能以前に部屋に置かれているでかいPCケースを飾る事が可能だね。

それで、クソうるさいVGAのファンを外せるとしたら、静音効果も期待できるよ。

なによりのメリットは、水冷PCとはどの様なものかを体験できる事なんだ。
スペックの低い簡易水冷を改造し限界を感じて損をするのでは?と思う奴もいるかも知れないけど、水冷パーツの通販ページみてごらん。
安価なセットから、高価なセットまであって、自分に合う物がわからないよ。
で、安価な入門セットを購入すれば、結局ある程度の無駄が発生するよ。実際、店の人に聞いたって無駄だよ。PCのスペックは人それぞれだから、店の奴にどれが一番なんてわかる訳がないからな。
簡易水冷で経験を積んでおけば、次システムの水冷化をする時何を用意すればいいか、見当がつくよ。
 
 

簡易水冷に限界を感じた奴は
 
 
そもそもどこで限界を感じるか?
PCがアイドル状態でリーテールのクーラーより温度が下がらないとか、そこそこ冷えるけれど、ガツンと温度が下がらないとか、もしかして悩んでいるのだったら、もう一回小学校の理科をおさらいした方がいいよ。
水の性質と言うのは(LLCは水の化合物で水ではないけど、性質は水に似ている)「熱しにくく、冷めにくい」んだから、一度上がった水温は、すぐには下がらないんだよ。
だから、自分のPCがどれだけ温度という項目中にあって、許容範囲を安定的に稼働出来るかが問題なんだな。

僕が言いたいのは、VGAとか色々繋ぎ込んで、水温が何度か?って話しだよ。CPUのスペックで差があるけれど60度超える様ならちょっぴりやばいかもしれないね
だけどVGAなんかはリテールファーンでアイドル時に80℃くらいある奴だってあるんだから50℃くらいでビビらなくても平気なんだよ。
簡易水冷キットの限界をかんじたら、まずラジエターの交換を考えるといいかもしれないね。
ラジエターは水冷パーツのショップでいくらでも入手できるけれど、現状の物よりスペックの上の物と思うと8000円~ これには僕もまいったよ簡易水冷が買える金額だよ。

純正ラジエターの代替品としては、水冷バイクや軽自動車のラジエターなんかも流用可能じゃないかな。
僕はって言うとジャンクヤードから車なんかの汎用ヒーターを拾ってきたりしてつなげてみる事にしたよ。
このデバイスは、12V仕様の自動車、重機等の汎用ヒーター。エンジンで温められたLLCをこのデバイスに通して空気を暖める熱交換器。
口金は約1/2インチ。
使用ホースは内径7mmシリコンチューブをムリムリ広げてパス
こいつを利用して水温を下げることにしたよ。
こいつのモーターの電流を計ったら1.5Aばっかり食っていたよ。電源はそれなりに余裕があったから電源に問題はなかったんだ。

PC側電源の4PINコネクターには12Vの+、-。5Vの+、-があるので5V側に繋いでみると、モーターがゆっくりと静かに回ってくれるんだ。
逆に12V側に繋ぐと、NVIDIA 470GTXリテールクラーのファーンぐらいの音がしちゃうんだ。
クソうるさいったらありゃしない。これには僕もまいったよ。
今回は少し長めのホースを用意して熱交換デバイスを熱源PCから少しだけ離したところに設置できる様にしてみたんだ。
ホースの長さ分の電源延長コードも作ったんだ。
ホースの長さ分は熱交換ユニットを移動可能。
でも、ホースの長さ分ポンプに負担かけるから長けりゃいいってもんでもないからね。
爆音と引き換えにかなり水温を下げる事に成功したね。
だけど、バカっぽいから?僕の用途ではそんない熱くならないから、静かな付属ラジエターで十分なんだよね。
これは、あくまでテストだからね。










僕が使っている便利なTOOL
ハード的には、ラジエターの交換なんて方法で温度をもう少し下げる事ができたけど、それだけじゃ、けっしていいなんて言えないね。
ほんとうに暑い日には、PCの温度が上昇してヒヤヒヤしちゃう時もあるかもしれないけど、そんな時はPC框体のカバーはぐって、扇風機で冷やしてやればいいんだ。これはかなり有効なんだ。
万一にそなえてソフトでも温度の監視をするといいよ。
僕が使ってるソフトは、CoreTemp ってやつなんだけど、
こいつには過熱保護とかの機能があったりして非常に便利なんだ。
CoreTemp ダウンロード

CoreTemp本体をインストールした後にCoreTempガジェットをインストールすれば、温度を注意深く監視できると思うよ。
ガジェットダウンロード  使い方は"core temp ガジェット設定"で、ググってくれ。
こいつを使えばオーバーヒートでPC壊す前にシャットダウン出来るし、Windowsが立ち上がった時にソフトが起動できるオプションなんかもあるから手間もかからないよ。
 


  みんなもやってみそ!


まとめ

水冷PCにはなんとなく興味を引かれるだろ。でも初めから本格水冷のパーツ買って組み付けるには、ある程度の知識が必要なんだ。
実際、フィッティング?1/2、3/8??わかんない事だらけだろ。
だからさ、教材として安い簡易水冷つぶしてまず遊んでみる意味は十分あると思うよ。
金がたんまりある奴らなら、初めっから、最高のポンプ、ラジエター、各水冷ブロック買って組めば間違いは無いさ。そうすれば金額だって目が10回くらい飛び出すほど高価なものになるに違いないけどね。ほんとに高いんだ。

でも、金の無い凡人には、フルスペックの水冷パーツ買うより、ワンランク上のCPUが欲しいだろ
そんな奴らは、自分の環境でどれくらいPC冷やせればいいのか、わかっておく必要があるんだ。それによってパーツの選択が可能になり、せこいパーツだって選択可能になるからね。

よっぽど金持ちじゃない限り、満足いくPCなんて一発で組める訳なし、メーカーは四半期ごとに新しいパーツ出してきやがるから、高額払った最高のパーツだって2年もすりゃクソになる。そう考えるとPCの寿命なんてさして長いもんじゃない。
水冷のポンプやホース、フィッティングのOリング(パッキン)なんかのパーツにしたって消耗品だから、買い替えが必要になるんだ。
でもさ、今回購入した、リザーバーや、汎用ブロック(チップセット水枕等)は、次回水冷PCに流用できるから無意味じゃないよ。
簡易水冷買って、それで終わりならやらない方がいいに決まってるよ。いつかちゃんとした水冷組みたい奴が、チャレンジする事なんだ。

だいたい、こんなページ見ている奴ほど、PCおもちゃにして、ひがなパーツ変えたりシステム変更してあーだこーだやってるんだろ。
趣味なんだよ。だからやってみな!いろいろと。

そうやって水冷PCがどんな物か自分のオツムで理解できれば、簡易水冷を初めに買って改造してみる意味があるんじゃないかな。

改造をやったりしたらだね、くれぐれも注意をしなければいけない事。2つあるんだ。
まずPCの温度管理だね。ソフトで目視しながら、状況に応じた策を打つんだ。
次はデバイス(ポンプ)の異常に注意を払う。特に異音だね。ポンプの異音は十中八九エアーを噛んでる時に起こるんだ。ポンプにエアー噛んでれば、ポンプ性能も発揮できないし、即オーバーヒートだよ。だからエアー抜きは慎重かつ大胆に行うのがいいよ。

異常を事前に発見する事が、まず1番。純正品を改造するって事はメーカーの保証を受けられなくなるんだから、自分のPCは、自分で管理するしかないからね。